2014.07.27 Sun
'04y FXDLI サンダーマックスの取り付け。
シングルボアのスロットル、36ピンECMとTC96初期FXDとなんら変わりはありませんので問題無くサンダーマックスを装着する事が出来ます。
まずはストックのヘッドパイプにO2センサーをセットする為のボスを溶接します。今回はO2センサーが目立たない位置にセットする事にしました。



リアバンクはこの位置で。マフラーのフランジボルトが簡単に脱着出来る位置にしました。ストックのO2センサーの位置はワイドバンドO2センサーを付けるとT/Mトップカバーに微妙に干渉しますし、なによりマフラーフランジボルトの下側が非常にアクセスに難くい為、整備性を重視しました。フレームやエンジンとのクリアランスも最大になる位置です。
もし仮にO2センサーが壊れたとしても、マフラーを外す事無くO2センサーだけを楽に交換できます。

フロントはこの位置。どちらも若干高めの位置にしています。この辺りの取り付け方法は今までの経験値から車種やマフラーの種類毎に変えてます。なんでも付ければ良い、というものではないですから。

マフラーは終了。

次はサンダーマックス本体の取り付けです。ダイナはスペース的に厳しいモデルなのですが、現行T/MではECMトレーを加工する手間が無い為、当方は車体からトレーや配線を外さずストックECMと入れ替えます。これも慣れ、だと思います。


ECMが逆さまに付くのでPCリンクケーブルが装着出来ません。ですので先日作業したXL48同様、ECMコネクターから直接PCリンクケーブルを引き出します。

こんな感じ。

こちらが現行サンダーマックス。現在サンダーマックスは年式に応じて沢山の種類があります。

最も注意しなければならないのはECMをセットした後のシート下の配線処理。サンダーマックスのハーネス分が増えるので無理のないよう、何度も配置を考えながらセットします。ダイナモデルの場合、当方はリアバンクのO2センサーカプラーをシート下のスペースに配置します。あの馬鹿デカイO2センサーコネクターを配置しても、ストックとなんら変わりなく配線を納める事が出来ます。
シートで配線を無理矢理押さえつけるような配線処理を見かけますが、キチンと動作する云々は当たり前として、たとえ普段見えない部分だとしても、お金を頂けるだけの作業を行うよう務めるべきではないかと。


はい、ECMもセット完了。

最後にフロント側のO2センサーを配線。振動や熱でトラブルが起こらないような位置がベストです。


車体完成。

最後にECMにデータをインストールします。VINを入力するのは良いとして、毎回ショップの詳細を入力するのは面倒です。

今回は大人しいマフラーに合わせ、低速でトルク感のある感じにしました。よってアイドリングも低め。あまり抜けの良くないスリップオンマフラーですし、A/Fも安定しているので当店の下限である768rpmにセット。明日走らせてみてフィーリングによっては800rpmに上げます。


とりあえず、完成。
TC88ダイナなのにインジェクション。テスト走行がちょっと楽しみです。

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