2014.07.03 Thu
'92y TC96 FXRS-SP 補器類の取り付け。
貫通ミッドシフター化を目論んでいるのですが、マシンニングでの加工が必要となります。加工屋さんは相変わらずお忙しいみたいなので、とりあえずエンジンを始動できるよう、この際シフターを無視して仮組みします。

クラッチパックは先日レーサーから外したリベラ・プリモのクラッチハブとVPを奢りました。贅沢です。ストックエンジンですのでダイヤフラムスプリングはゴールドからシルバーに落としました。

プライマリーカバーをセットして仮組終了。実のところTC96純正のセルモーターが入手出来ていません。TC96はプライマリーを組んでしまっても問題なく後からセルが取り付け出来る為、こういった組み方が出来ます。

そうこうしていると大阪からFLSTFが陸送会社さんのトラックで到着。クランクケースが大変な事になっているようなので、エンジンを始動する事は出来ません。早めに分解して修理見積もりを出さなければいけません。奥のFXDLは富山、FXRは東京、そしてこのファットボーイは大阪と、相変わらず遠方のお客様が目立ちます。作業のご依頼誠に有難う御座います。

そしてキャブレター取り付け。エボエンジンの時に装着してたEキャブとステルスエアクリーナーです。


IGモジュールはお馴染のツインテック。今回はタコメーターを国産化して1コネクタータイプで挑戦してみようかと。サイドカバー内部の配電板にセットしますが、いつもどおり、不要な配線は間引きします。



取り外してあったストックのリアブレーキユニットを装着。ブレーキホースは前後逆組みしてブレーキスイッチを逃がします。
この辺りも前回製作したTC96FXRと全く同じです。


不要なオイルクーラーは取り外し。オイルエレメントを交換し40Aのレギュレターをセットします。

恐ろしく長いステンレスメッシュのクラッチケーブルは捨てます。その為T/Mサイドカバーを外しますが、中から苺のスムージーがドロドロ出てきました。T/Mドレンボルトを開けていてもこの有様です。アメリカから輸入した中古T/Mは、ほぼ100%このテのT/Mオイルが入っています。これって自動車用なんですかね?ちょっと知識が無いので分からないです。
因みにTC5速T/Mと6速T/Mではクラッチケーブルに互換性がありません。

割り箸のようなもので横から出来るだけ掻きだして、あとは通常のT/Mオイルを入れます。何度かエンジンを始動してフラッシングし、オイルが綺麗になるまで作業を行います。


マフラーフロントパイプを装着しクリアランスをチェックしておきます。現時点では何も問題ありません。


オマケの画像はこちら↓
カウルの裏面をブラックで塗装して頂きました。塩によるFRPの腐食と、塩の付着を防ぐ為です。BROSさん、特急での作業、誠に有難う御座いました!

餞別まで頂いてしまいました。Aさん、誠に恐縮です。スミマセン。

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