2014.06.22 Sun
'07y SE120R FXDL / '92y TC96 FXRS / '89y FXR。
そんな訳でまずは車体を吹き上げる作業から初め、本日はフロントとリアのショックユニットを外します。
リアのオーリンズサスを外して適当なサスに入れ替えておきます。今回は足回りを重点的に見直しします。


続いてフロントサス。サスを外してしまうと移動出来なくなるので倉庫の預かり車両を総入れ替えしてスペースを確保してから作業。


前後サスペンションが外れました。明日スクーデリア・オクムラさんに持ち込み、MEフルチューン+フルメンテナンスを行い、フロントはMEスーパースポーツスプリングに交換します。オーナーさんはかなり大柄で体重100kgある方ですので、当然スプリングレートはそれ相応のものとなります。使用目的は主に高速走行とワインディングですが、車格を超えた運動性能の高いセットアップをお願いしたいと思います。
因みに。世の中には履いて捨てるほどスプリングキットがありますが、体重に応じたスプリングレートの設定があるものは皆無です。プリロードやオイルでどうにかするというのは正直片手落ち。ハーレーのストックよりは幾分マシですが、所詮固いか柔らかいか、というレベルの低い次元のものが多いと思います。
"餅は餅屋"、サスペンションはプロの"サス屋"が弄ってこそ、生きてくるものだと思っています。

折角持ち込むので別の車両のフロントサスも。ショベル用のショーワ35φです。こちらはMEスプリングに設定が無いのでMEフルチューンとフルメンテナンスです。因みに現行FXのショーワ49φとこちらの35φ、見た目は49φが重そうですが、実は35φの方が重かったりします。太くて強度が確保できる分、肉厚を薄く出来るのかもしれませんね。

さて、次はTC96を搭載したFXRSです。毎度厄介な事になる2次ドライブを決めます。


まずは切れてしまったベルトで大まかな丁数を数えます。切れたベルトも使い道ひとつで便利な道具に早変わりです。笑

毎回製作車両毎にデータを取っておりますが、流用するベルトやF/Rプーリーの年式や丁数、スイングアーム長などが異なる為、正直なんの役にも立ってません。つまりは結局現物合わせとなる訳ですが、今回はあっさり一発で決まりました。ちょっと得した気分です。

2次ドライブさえ決まってしまえば1次ドライブを組むのは至って簡単。TC96の1次ドライブ回りは素晴らしく整備性が良く、且つオイル漏れ対策も完璧なので大好きです。

ささっと組んでしまおうかと思いましたが、ここでひと手間かけて貫通のミッドシフト化出来ないかと。ちょっと考えてみます。


最後は'89y FXR。昨日クランクASSYを抜いておきました。これから計測してみてどう作業を進めるか判断します。


※明日23日(月)は外注先回りの為15時頃まで留守になります。ご了承下さい。
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