2014.03.24 Mon
'08y SE120R FXDB / '09y FXDB。
まずは'08y SE120R FXDB。
丁度季節の変わり目ですので車体とサンダーマックスをチェックしておきます。

そういえば。
イロイロなお客様にSE120RのDBは何故頻繁に点検整備を行っているのですか?と聞かれる事があります。
知ってのとおり120Rは”レース専用エンジン”でして、のんびり走る事を目的に造られたエンジンではありません。
スタート時のウイリーや100km/hからのパワーリフト、そしてどんなシチュエーションでも120R+ハリケーンヘッドのパワーを使い切るだけの度胸と技量をこの車両のオーナーさんは兼ね備えています。
そういった意味では”適正”な使い方をして頂いている訳ですが(笑)、ストックエンジンに比べ車体への負荷は正直小さいとは言えません。
常用するスピードレンジが常に速い為、何かしらのトラブルが起きてからでは遅い訳ですし、本来気難しいレースエンジンを街で普通に乗る訳ですから、日々のメンテナンスと細かな気配りは絶対に欠かせません。
オーナーさんは国産を含めたイロイロなチューニングバイクを乗り継いできた方ですから、弄った車両に対する気配りが出来る方です。ですからこそ頻繁に点検を行う訳でして、当店も造らせて頂いた以上は最後までお世話をさせて頂かないといけないと思っています。
幸い今まで大きなトラブルも無く距離を重ねて頂いておりますが、この先の更なる仕様変更の時まで、何事も問題なく走れるよう可能な限りの努力を続けたいと思っています。

'09y FXDBは事故で曲がっていた49φフロントフォークを分解、洗浄し各パーツをチェック。
インナーチューブが大きなアールで若干曲がっておりましたが、極低速でクルマにフロントホイールを踏まれた程度ですから、フロントサスペンション外部は兎も角、内部へのダメージは少ないと予想していました。
案の定ダウンチューブは問題無くスルリと抜けましたし、内部パーツには何処にもダメージはありませんでした。曲がってしまったインナーチューブを交換すれば修理可能な感じです。
FXDに採用されているショーワ製49φ正立サスペンションは、見た目のゴツさにも関わらず思いの外軽量ですし、剛性も申し分ないので使えるようなら是非元に戻したいと思っています。

- 関連記事
-
- '84y TC88 FXRT / '09y FXDB。 (2014/04/01)
- '97y FLSTF 1次ドライブの組み立て。 (2014/03/27)
- '08y SE120R FXDB / '09y FXDB。 (2014/03/24)
- '09y FXDB "訳あり"車両のフロントエンド交換。 (2014/03/21)
- TC96 FXR / '09y FXDL。 (2014/03/14)
| Big Twin | 01:42 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑