2014.03.07 Fri
'90y XLH / S&S TC100cu" FXR テスト走行。


続いてはTC100 FXR。昨日ステムベアリングを交換していたのでまたまたテスト走行です。
最初違和感がありましたが、一度店に戻ってステムのアクスルナットを微調整するとバッチリ直りました。マサさんアリガトー。

エンジンだけを見るとまるでTC88のFXDXのようですね。笑
今日は30km位の距離を走り、5速3000rpm辺りでクルーズしました。
エンジンは頗る静かでスムーズですし、5速2000rpmからでももう一速シフトアップしてしまう程低速もトルクフルです。
当店が製作するエンジンは比較的圧縮比は高くはないですが、(大凡10.2~10.6辺りのコンプレッションで製作する事が多いです)その分点火時期を早める事が出来ますのでスロットルの"ツキ"がとても良いのが特徴です。
ハイカムとハイコンプピストンで追い込んだだけのエンジンとは排気音のパルスが明らかに異なるハイフローヘッド特有のエンジンフィール。正直病み付きになる危うさです。笑
使用しているEDELBROCK RPMヘッドですが、カムとのバランスが良い事もあり一発一発のパンチがとても強いです。この類の排気量程度でここまで高性能なヘッドは、95cu"で組むこのRPMヘッド、それとT-manヘッドで組んだ98cu"位しか覚えがありません。
4.00"×4.00"のスクエアな事もピックアップの良さに貢献しているとは思いますが、エンジンは全ての部品のバランスが整ってこそ、その威力を発揮します。考えていたとおりのエンジンに仕上がり個人的に満足度は高い車両です。オーナーさんにも気にいって頂けると良いのですが。


そんな感じで良い事ばかりのようですが、唯一満足出来なかったのがリアブレーキのフィールです。引きずっている訳ではないのですが、兎に角タッチが悪い。
リアのブレーキキャリパーはO/Hしましたので原因はただひとつ、ブレーキマスターです。
この車両、元々おかしなチョッパーになっていたので全ての部品を破棄して作り直ししておりますが、唯一ストックから流用しているのがフレームとリアのブレーキマスターなんですねぇ。この2点だけが1988年式な訳です。

分解してみたら案の定、こんなヘドロ状態。油断してましたゴメンナサイ。



2個あるラバーカップはどちらもしっかりしておりましたので、とりあえず完全分解と洗浄、グリスアップで組み直ししました。タッチは上々になりました。


まだまだ初期ナラシ中ですが、調子も良いので明日オーナーさんに初めて乗って頂こうかと思っています。

この2台の車両の終わりも見えてきました。
ホっとした閉店後、久しぶりにショベルのキャブでも修理しようかとスタージスを店内に入れる際、畳んであったペグが開いて店の窓を直撃。見事にガラスが割れました。一枚ガラスなので全交換となります。涙
直す時間もお金も勿体ないのでガムテープで修理。貧乏臭いったらありゃしない・・・・。

これで帰るのもムカついたのでキャブを修理。バタフライの隙間が大きかったので直しました。


結果は。アイドル時はすっかり安定しました。明日の夜にでも走ってみます。


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