2013.12.22 Sun
S&S 93" FXR 配線作業。
この車両も振動によるコネクター端子の接触不良(振動で丸型のメス端子が開いてきます)でエンジン不動に陥り、オーナーさんのトラブルシュートも空しく当店に戻ってきた次第です。
IGモジュールやバッテリーが突然死んだ、というようなトラブルは仕方ないと諦めもつきますが、コネクターが緩んだ位でレッカーというもの洒落になりません。そこで今回はこの古くなって遣れたコネクターを排し、直付けの配線にします。また国産汎用スイッチに交換していますので、これまでの劣化したH-Dのハンドルスイッチ側の配線は全て撤去します。
と、その前にやっぱり気になっていたグリップをTZタイプに交換(笑)。2個で550円でした。グリップエンドにもナイロン製のバーエンドキャップをセット。どちらも数百円ですが、やはり拘るか拘らないかで仕上げが違ってきます。

今回オーナーさんのリクエストでインジケーターをセットしました。インジケーターの位置は直ぐに決まりましたが、タコメーターの位置がハンドルバーから遠すぎて気に入らず、あーでも無いこーでも無いと何度もやり直し。

こちらは失敗例。タコメーターとハンドルバーの間が広すぎて間延びしてます。格好悪いです。

タコメーターブラケットの位置を前方に移動。丁度良い位置にきました。しかしLED製のインジケーターが思いのほか長く、結局吊り下げてあるヘッドライトバイザーを大きく逃がし加工し装着。

ツマラナイ拘りですが、ハンドルとタコメーターの位置には相当に拘ります。5速全開時にレヴリミットの位置が視界の隅に入ってこなければタコメーターを付ける意味がありません。

しかし、インジケーターは格好良いものでは無いので出来ればこれ見よがしな位置には付けたくありません。という事で少し上から見るとタコメーターの陰に隠れて見えないところにセットしています。

勿論乗り手の方からはバッチリ見えます。

という事で本題の配線です。
LEDインジケーターはストックのアッパーコネクターを流用し、端子穴を通してセット。コネクターを外してしまうとヘッドライトハウジングの上部に大きな穴が空いてしまいますから、雨水が入ってしまいます。


今回ハンダと熱収縮チューブでの結線は行わず、シンプルな結束チューブで全て圧着結線としています。ヘッドライトハウジング内部はヘッドライトの熱で思いの他熱くなりますし、ハンダが流れた部分と流れていない部分の配線が曲げに弱い、という事も考慮しています。
随分スッキリしました。手前のラバーキャップを被せた配線は予備電源用です。

デカイだけでオンボロな純正コネクターは全て撤去しました。純正と同じでは能が無いので無意味な部分は間引きし、独立させた方が最悪のトラブルを免れる場合はオリジナルで配線を引き直ししました。

ようやくヘッドライト回りが完了。

出来あがってしまうと一切分かりません。あまりに地味過ぎる作業なので半分意地になって文章を書いておりますが(笑)、こういった地味な対処が後々ノントラブルでずっと乗れるかどうかを決める部分です。
エボももう古い車両です。先手先手を打ってトラブル回避を行っておきたいものですね。

オマケの画像はこちら↓
明後日24日に納車予定のTC96 FXR。
ニッシンラジアルマスター+ブレンボ4ポッドの組み合わせにしてブレーキはかなり効くようにはなりました。しかし本来は、闇雲に思いっきりブレーキをかけると"握りゴケ"する程のストッピングパワーがあります。そう考えるとまだまだ効いてない気がするのでパッドを交換してみました。これでもう少し効きが良くなれば良いのですが。

※明日23日(月)は"スクーデリアオクムラ"さんにて車両引き渡しが御座います。午前中から出掛けますが、戻るのは15時位になるかと思いますのでご了承下さいませ。
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