2013.12.20 Fri
TC96 FXR 納車間近。
さて、今日はTC96 FXRのオーナーさんにご来店頂き、初めて車両に乗って頂きました。
気をつけなきゃならない事を一通り説明させて頂き、オーナーさんへ車両を託します。
徹底的にテスト走行を行っていて車両に自信があったとしても、やはりオーナーさんが初めて乗る時はこちらも緊張します。
オーナーさんが試乗から戻るまでは気が気ではありません。笑
15分程度の初試乗からオーナーさんが戻られ、とても気に入られて満足して頂いたようでしたのでホッとしました。
どんなに作り手が良いフィーリングだと感じていても、人の感じ方はそれこそ千差万別、良かれと思ってやった事でも余計なお世話、という事もあり得る訳でして。
一口にFXRにツインカムを搭載すると言ってもイロイロな選択肢があります。
TC88ベースなのかTC96ベースなのか、チューンドモーターにするのかストックでいくのか、T/Mや1次ドライブはどうするのか、予算や製作期間など様々です。
今回は出来るだけH−D純正のパーツに拘り、FLH/FLHR/FXST/XLHなどの高年式車両のパーツを加工し組み合わせています。
何処までも走っていける耐久性、スクーターのように気兼ねなく乗れる快適さ、車両の維持管理の容易さなどを考慮し、新車のTC96と同じパフォーマンスを、XLなみに車重の軽いFXRに搭載した車両がこのTC96 FXRです。
今考えられるFXRの、ひとつの理想のカタチではないかと思っています。
まぁエンジンコンバートという事でカスタムスキルの高い方にしか需要は無いのかもしれませんが、流用するのは高年式エンジンですからハーレーに乗り始めて間もない方や、女性の方にも十二分に扱い易い車両だと思います。

そんな訳でTC96 FXRは来週納車。
そしてこちらのS&S 93cu"FXR。配線と格闘中、、とりあえず仮結線し全てのスイッチが動作しました。H−Dには無いパッシング機能なども使えるようにしてあります。
とはいえこの車両はウインカーモジュール車両ですので国産のウインカープッシュキャンセル式スイッチにすると上手く動作しません。
これを解決するにはスイッチボックス側を加工するか、ウインカーモジュールを排して単純なリレー式にする必要があります。
どちらの方法も作業した事がありますが、スイッチボックス側の加工は時計職人レベルの細かな作業ですから(笑)、老眼の当方にはチト辛いシゴト。モジュールは壊れる事も多いので、ここは単純なリレーにしてみようかと思います。

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