2013.09.06 Fri
'82y FXB エンジンO/H作業~その弐。


クラッチは一枚フリクションプレートが剥がれていました。当たり面が荒れているので要交換です。



FXBスタージス鬼門のフロントエンジンスプロケットハブダンパー。こちらは改良された後期タイプです。ダンパーのヘタリはまだ出ていません。エンジン始動時も打音はまだ出ていませんでした。ここは純正のまま改造して使用するか、それともプリモのベルトドライブに交換してしまうことが無難です。




スターターの回りは問題ありませんでした。クリーニングして軽くメンテナンスしておく事にします。


ステーターローターのマグネットが2個脱落してました。それでも普通にエンジンがかかり発電してたので驚きです。車両を走らさなくて良かったです。

トランスM/Tはこのとおり。オイルと埃でベタベタです。これでは一体何処からオイルが漏れていたのかさっぱり分かりません。明日ガソリンスチームで車体毎洗浄します。

軽量化の為ドリルドされたT/Mドライブスプロケット。凝った造りで格好良いです。前期型のプーリーと歯数が違っている気がします。また時間が出来たら調べて置きます。ベルト当たり面、ミッションメインシャフトスプラインは問題なし。

コンロッドの遊びは若干大きめ。クランクもフルオーバーホールする事になっています。

カム側も一度開けられているようです。


エンジンが下りました。年式相応で特に不具合もなく、リビルトベースと考えれば程度は良好です。

海外から輸入された現状販売中古車両や、乗りっ放しのショベルヘッドの作業はとにかく汚れとの戦いに尽きます。工具は勿論のこと、店の床も、着てるツナギもオイルでベタベタ+まっ黒け。段ボールを敷いて作業すれば良いのですが、貧乏臭いのであまりやりたくありません。笑
オイル染みが床に残らないよう、作業の後は床も磨き上げます。バイクリフトが無い床での作業ですから、床に埃があるとパーツも気軽に置けないですからねぇ。

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