2013.06.13 Thu
'91y FXRS / TC-95 GUYS FXR。
左側が強化ドラム。純正は鋳物ですが、アンドリュースのものは見てのとおり"削り"です。

シフターアームも同封されていたものがメッキ処理されているし全面ツルツルしてて良い感じ。面取りしてあったアームを使うのは止めてこちらにしました。

シフタードラムを組んで、

アームが干渉したような跡があったトップカバーはリューターで逃がし加工。アームに新明丹を塗ってシフトをカチャカチャと何度も操作して干渉が無ければ修理完了。

シフタードラムが新品でアタリが付いていない為少し重い感じはしますが、シフトフィールは格段に良くなりました。どのギアでも正確に入りますし、ニュートラル時のふにゃふにゃ感も無くなりました。これは期待出来そうです。

右側の作業は終わったのでマフラーをセットしようとちょっと持ちあげたところ、リアパイプを持った感じが変な気がしたのと、排気漏れして車体側の煤けた位置に違和感があったのでチェックしてみると、マフラーのジョイント部分で4箇所クラックが入っていました。表からはヒートガードでカバーされていた部分です。



皮一枚でかろうじて繋がっている状態。酷いです。

とりあえず溶接修理です。結果論ではありますが、車体を一度戻してもらって良かったです。

FXRSが止まったので中古販売車両のガイズフレームT/C-FXRの作業を少しだけ。
この車両は点火タイミングをストックのCPS(クランクポジショニングセンサー)から拾ってコントロールしています。よってFXRのキャブレター車といえどもツインカム88用の点火ユニットが必要になる訳でして、この車両はお馴染みツインテックのモジュールがインストールされています。

機能的には問題ないのですが、配線がグチャグチャですしインジェクションにしか必要無いコネクターが残っていたりして煩雑極まりないので配線をやり直ししました。


とりあえず引っ張り出し、不要な配線を間引きして纏めます。

すっきり纏まりました。こういった中古販売車両は、遠方の方がご購入された場合当店に簡単にはお越し出来ない場合も多々あります。こうしてカスタマイズされた車両は如何に簡素に配線を纏めるか、純正の配線図からでも大凡判断出来るよう分かり易くしておくべきだと思います。ですから純正と同じ配線色を使うのは当然として、他店様でご面倒を見て頂く場合への配慮も必要だと思う今日この頃です。

オマケの画像はこちら↓
中部国際空港の税関から郵便が届いていたので何かと開けてみると、20万円を超える国際郵便の通関手続きが変わった、という知らせ。数ヶ月前に発送してあったT-Manへのエンジンパーツが中部国際空港で止まっており、20万円を超えているのでまずはインボスやら委任状を出せ、という通知です。
消費税も先払いしないと発送すらしないらしく、ゆうちょ銀行のATMからペイジーで振込後発送する仕組みに変わりました。
滅茶苦茶手間が増えました・・・・。

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