2013.04.11 Thu
FUCKIN' FRONT END。
それは、知らずにマッチングの悪いパーツを仕入れてしまい不良在庫になろうが、ゴミになろうがそれはお店側の責任であると考えます。
で、こちらが今回問題のロッキードキャリパー。勿論キャリパー自体にはなんの問題も無い訳ですが、39φナローフォークに装着するとなるとハナシは違ってきます。



ブレーキローターを外側にオフセットさせている為ローターボルトがフォークダウンチューブに干渉しています。四六時中では無いのですが、Fフォークに負荷が掛かったり逆に抜けたり捻れたりする時に干渉しているようです。

無理にスペーサーでオフセットさせているのでホイールボスの"ミミ"がブレーキローターセンター穴に引っ掛かってません。ローター取付ボルトだけでセンターを出している事になります。


スペーサーが入っているにも関わらず取付ボルトが通常の長さのままですのでネジ山の半分しか効いてません。これでは更に危険です。

今回レーシングブレンボに交換する事により11.5インチブレーキローターのままでも十分なクリアランスが確保出来ます。ですからスペーサーは撤去し本来のローター位置に戻します。ローター取付ボルトも強度のあるダイヤモンドE/Gの12ポイントに交換してます。

ブレーキを仮付け。なんだかオカシイですよね?


ロッキードのキャリパーサポートを逃がす為フォークダウンチューブを削ってしまっています。最も強度の必要な部分ですから問題外の加工です。



結局ブレーキローターの位置を変えたらキャリパーの位置が変わり、そしてスピードメーターギアを外に逃がし、逃げた分をフォークチューブを削り、、、と悪循環のスパイラル。よくぞここまで加工したと感心します。ある意味プロの仕事です。

これはもうスペーサーを作ってどうこう、というレベルの問題ではありませんのでFフォークダウンチューブを交換するしか方法は無いと思います。
とりあえずブレーキに関しては一度走ってみてから、という事で作業を進めて参りましたが、ここを最も早く着手しておくべきでした。当方の注意力が欠けていた事も問題ですね。
ここはやり直しです。

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