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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'91y FXRS-SP テストライドとインプレッション。

今日は天気も良くて最高のテスト走行日和でした。

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この車両のように腰下、クランクから組み直したような車両では特に入念なテスト走行が必要だと考えます。少し走ってみてオーナーさんに「ハイっ」と問題無く渡せるのは、ツインカムの車両に限ってではないかと思います。

もう何度も何度も火入れは行っていたのでここからは実際に走らせ、エンジンに負荷をかけてナラシを行います。

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まずはいきなり高速に上がるのではなく、下道をゆっくり走らせエンジンの音や車体から出るノイズが無いかチェックします。
今日は天気は良かったのですが、残念ながら風が強い日でした。そこでなるべく両側を壁に遮閉された田舎の町中を通り、パワーをかけたり、逆にクラッチを切って慣性で走らせたりしながら音や振動に違和感が無いか確認します。

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フロントフォークにコンコンコンといったような違和感があり速度に比例して音が変化します。極低速でエンジンブレーキの効くような症状が出てなんだかフロントエンドがオカシイです。

ロッカーからザワザワとした感じのエンジンノイズが出ていますが、今すぐプッシュロッドのアジャストを見直すレベルでは無いし、エンジンの"硬さ"が取れてくればもう少し静かになりそうな種類の音なので今のところは放置して様子を見ます。

ガソリンがリザーブになったのでまずは一度目のフルタンク。

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一度店に戻ってフロントエンドをチェック。フロントフェンダーがタイヤと干渉していました。擦れるような音とエンジンブレーキのような感じはここが原因でした。

当然フロントエンドをアッセンブリした時、ジャッキアップしてホイールがスムーズに回転するかは確認していますが、タイヤ内部の温度が上がって膨張したり、ブレーキング時の変形で擦れてしまうのだと思います。

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そんな訳でとりあえずフェンダーレスにしてまた試乗。

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今度はバッチリでした。

ただフロントブレーキをワザと引きずり気味にブレーキングしていくとローターが歪んでいるような違和感を感じます。またこの車両はロッキードのキャリパーをセットしていますが、このセット方法に無理がある為ここがひとつのボトルネックとなっています。原因のひとつがここにあるような気がします。
しかし、現時点の速度域ではキャリパーだと判断する事が難しく、とりあえず違うブレーキシステムに変更して確認するしか方法は無いと思います。

エンジンについてですが、この車両、S&Sではお馴染みの96ストローカーのボアサイズのまま、SA(スペシャルアプリケーション)クランクをリバランスして特殊なショートストロークで構成しています。

エボのエンジンでツインカムのようなエンジンフィールを狙い、且つ低速トルクを絞り出す為このような仕様を考えた訳ですが、思った通りのフィールに仕上がっています。

アイドリング時こそエボ特有のエンジンの揺れを感じる事が出来ますが、それでもストローカーと比べれば振動は半減しています。回せばモーターのように回転が上昇し振動はかなり少ないと思います。

今まで組んだ事のあるエンジンに例えるなら、ノーマルクランクで組む88cu"ショートストローカーのボアとストローク比率をそのまま大きくしたような乗り味です。
5速に入れて2000~2500rpmで走行中、スロットル操作だけで追い越しも難なくこなしますし、何度も5速からシフトアップしそうになったのでトルクの出方とファイナルの設定は悪くないと考えます。

ただ、先日組んでいたT-man T/C98cu"FXDXなどと比べるとパワーは問題外として、組み上げて直ぐのエンジンノイズがやはりエボは多いです。オイルを回す絶対的な油量が違うので仕方ないかもしれませんが、やっぱりエボはエボだなぁと感じます。しっかりしたナラシを行い、各部を馴染ませる事が絶対条件である事は間違いの無いところです。

ともあれ、本日の下道走行50kmで、とりあえず大きな問題は無かったのでこのまま距離を稼ぎたいと思います。

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店に戻ってからは'98y FXSTCを仕上げました。

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なんとか2台が終わりそう。次は何度も何度もエンジンをやり直ししている'97y FLSTF。デルクロンエンジン、心して作業に当たりたいと思います。

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