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MARUMASU Motorcycle Lounge.

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'99y FXDL 完成。

リカバリー完了しました。

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昨日エンジンをかけたところ、トップエンドに上がるオイル経路の油圧不足でロッカーにほとんどオイルが回っていませんでした。考えられるポイントはオイルポンプとカムサポートプレートなのですが、ポンプの組み方に問題は無かったのでカムプレート回りををじっくり観察します。

最初の画像、なんだかオイルの漏れてる場所がおかしいのにお気づきでしょうか?

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全てを洗浄し、サポートプレートとポンプのオイル通路にスチームを通し一個づつ当たっていきます。詰まっているような箇所は見当たりません。がしかし、、

旧サポートプレートと見比べていてハタと気が付きました。

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1999モデルでも99Aと99の2種類のクランクケースが存在します。99Aだと問題無いのですが、99のケースにこのキットをそのまま使うとトップエンドに回る油圧が足りず、知らずに組んでしまうと大変な事になります。

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ケース側の形状が異なる為、本来ボス+Oリングで蓋がされる筈のサポートプレート側の穴が空いたままになり、アウターの油圧テンショナーから前後プッシュロッドへ上がるべき油圧が確保できずドロップしてしまいます。

切り粉が入らないよう細心の注意を払い、不要となる穴にタップを立てます。そしてボルトで蓋をします。

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これでOK。サポートプレート内部をもう一度念入りにクリーニングしたらケースに組み、クランクを回してアウターの油圧テンショナー供給穴からオイルが出れば問題ありません。

リカバリー作業は当然当店持ちですのでオーナーさんが時間工賃を払う必要はありません。こういったT/C88のアップデート作業は何処のショップさんでもこれから多くなるでしょうから、'99-'00yあたりの車両の場合、念の為サポートプレートオイルコントロールキット(#94667-00)を用意するか、上記のように加工を施す事を覚えておいて損は無いかと思います。

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ロッカーベースからもオイルリークし出していたので交換しておきます。

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完成。十二分にオイルを回してからエンジン始動。タペットの音も全く無くなり、ツインカム車両の調子の良い時に出る"ヒュンヒュンヒュン"というスムーズなエンジン音に生まれ変わりました。

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明日試乗してOKなら納車させて頂きます。
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