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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZUTOSHI "KAZ" MIZUTANI 

2006 - 2020 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 310-1 Nishi-bessho, Kuwana-shi, Mie 511-0851 JAPAN.

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'99y FXDL 作業経過。

苦戦中。

R0040747 のコピー


'99y FXDLに今回装着しているパーツはSE製のカムサポートプレートアップグレードキット(大容量オイルポンプ+油圧カムチェーンテンショナーを含む)、加えてSEタペットです。どちらも信頼のおけるSE製ですし、作業としては比較的簡単な類いに入ると思います。

しかし作業を開始してみて直ぐに感じた事は、ほとんどのボルト類のトルクが甘くなっている事。今回あり得ない感じに割れていたカムサポートプレートですが、カムサポート取付ボルトの規定トルクは応力の掛かる部分ですので比較的高めに設定されています。しかし、いざ外してみようとレンチをかけると1/2回転でどれも緩んでしまい、当然そのような状態であれば薄いサポートプレートは割れてしまいます。
その証拠に、割れたリア側カムサポートプレートのプライマリーサイド、こちらの2本はしっかりとしたトルクのまま残っており、その反対の浮いてしまったカムサポートプレート側に残ったロッカーアームシャフトは、高い負荷が掛かりプレートのブッシング側に焼き付いていました。

ボルトの弛みはそれだけではなく、ピニオンシャフトギア取付ボルトやカムアウターギア取付ボルトといった高強度のロックタイト指定の箇所でさえレギュラーハンドル長のラチェットハンドルで簡単に緩むほど。

通常新車からの年数が多く経っており、一度も手を入れられていない車両の場合、高いトルクで締められている箇所は熱で焼けたり強い応力で簡単には緩まないほど強力に締まっている事が普通です。

何故この車両がこのような状態なのか理解に苦しむ訳ですが、分解時だけではなく組み付け時、締め付けしていても違和感を多々感じます。

それはツインカム特有の材質のしっかり感、というか、ショベルやエボに比べると規定トルクをかけてもなんの問題も無いのがツインカム車両のエンジンなのですが、なんというかこの車両、パンやナックルのような巣のあるようなグサグサな感じがする部分があり、ボルトやナットを締めていて手に伝わる感触がなんともいえず不安な箇所が部分的にあります。

一度組み立て後、火を入れましたが、ロッカーにオイルを循環させる油圧が全く上がらず。

タペットは一応オイルで濡れているものの、プッシュロッドカバーを解放した状態でもタペットカバーからオイルのスプレーが上がらないので明らかに油圧不足、またはオイルが根本的に来ていない証拠だと思います。

その他へのオイル潤滑は問題ないようなので交換したオイルポンプは大丈夫ではないかと思っておりますが、考えられるとすれば交換したカムサポートプレートか、最も怖いのがケース側のカム室オイル供給ラインです。

このオイルホールに最も近いカムサポートプレート取付ボルトを脱着する際、ヌルっとした違和感があったので、組み直す際はかなり神経質に締めたのですが、いつもどおりの規定トルク高めで組むにはちょっと不安があったので、規定トルク下限一杯で組みました。
もしここにクラックが入っていると当然油圧が逃げるのでカムサポートプレートに潤滑するオイルの量は減りトップエンドへのオイル供給は減ると思われます。

昨日〜一昨日で撮影した画像を何度も眺め考えられる事を思案しておりましたが、明日もう一度分解してみて原因が追求出来れば良いと思っています。

ここ最近、手強い車両が多くて悩みの多い日々です。
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