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MARUMASU Motorcycle Lounge.

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'07y SE120R FXDL 1次ドライブのリカバリー。

今日は出張作業を変更し、FXDLのリカバリー作業です。

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SE強化コンペンセーターのスラストワッシャーが割れたのでリカバリーの作業です。折角1次ドライブを外したので序でにシフターアームも交換します。6.5万キロ乗ってスプラインはご覧のとおり。当然スチール製のシフターペダルも駄目になっています。

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インナープライマリーやスターターを外さないと交換は不可能です。

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で、本日届いたSE強化コンペンセータースプロケットキットですが、品番が"A"に変わっていたのでおやっと思ったのですが、それぞれのパーツは09品番に変わっており、全くの別モノになっていました。これには正直愕然としました。

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取り付けてしまうと違いが分からなくなりますが、スプロケットナットのスプラインがオスメス逆になっています。スプラインへの引っ掛かりが浅くて強度的に大丈夫なのか、と思っていたのですが、やはり対策、というより作り変えてきました。

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こちらが初期のタイプ。エンジンスプロケットのスプラインにスプロケット・ナットを直接装着するのではなく、アダプターを介してセットします。その為ナット側のオススプラインが5ミリ程しかないのが分かるかと思います。

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こちらが改良されたもの。アダプターの長さが短くなり、エンジンスプロケットシャフトが飛び出ています。そこに直接メスのスプラインが切られたナットを装着する為、以前のタイプと比べると明らかに強度が出ると思います。因みに5枚あるダイヤフラムスプリングの品番も全て変わった為、スプリングレートが変更されている可能性もあります。

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このナットに過大なトルクがかかってスプラインが滑ったとすれば、スラストワッシャーは簡単に割れると思います。構造を全く違うものに作り変えているのはそのあたりの配慮もあるかもしれません。
このパーツを使うCVOモデルでリコールは出ていないのかもしれませんが、これは明らかに製品の設計不良であると思います。どうなっているのでしょうかね、H-D。ちょっとガックリです。

※以前のパーツ番号
#40274-08
※改良されたパーツ番号
#40274-08A こちらはパッケージの品番。説明書のコンペンセーターアッセンブリ番号は#83935-09Aに変わっています。高年式モデルに強化コンペンセーターを組み込む場合、注意した方が良いと思います。


ま、愚痴っていても仕方ないので組み直しします。

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スプロケットナットがフリクションプレートをしっかり押さえているのを再度確認します。念の為セルでクランキングを数回繰り返し、問題無い事を確認しました。

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リカバリーに丸一日を費やしました。嗚呼。。

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プライマリーを組んだばかりなので一晩置きますが、明日以降問題が無ければ200~300km走らせてサンダーマックスを一度上書きしたいと思います。それが終われば最終チェックを済ませ、納車です。
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