2012.01.29 Sun
'02y FLHR-SEI / '91y FXR / '88y FXR。
という訳で本日は諸々の雑務を進めたいと思います。
まずは'02y FLHR-SEI。
まだ後期スロットルセンサー回りのパーツが届きませんが、とりあえずスロットルボディを外しておきます。

こちらが取り外したスロットルボディ。ハーレーのインジェクションでは2期目のボディです。これ以前の前期デュアルスロートボディも2,3年で廃止、こちらの中期ボディも同じく3年余りで廃止。現行のボディは既に10年近く継続されて採用されていますから安定しているという事なのだと思います。

現行スロットルと02yスロットルの相違。


インジェクター自体は高年式ボディでも変更されていますが、インジェクターのマニホールド取り付け位置や角度が全く異なります。インテーク径も異なりますしセンサー位置も違います。

これは予断になりますが、ハーレーのV-TWINエンジンはシリンダー挟み角が決まっていますからVバンクの間に入るキャブレターの大きさは自ずと決まってきます。昔あったウェーバーキャブやクイックシルバーツインキャブのようなものは長いマニで外側にキャブをマウントし、無理矢理装着していました。
長いマニは流速を稼げるので一概に悪いとは言いませんが、性能云々よりも見た目のインパクトにだけ特化したパーツだったと思います。
しかし、現在はハーレーと言えども全車インジェクション化され、ボディ形状がアナログキャブレターに比べシンプルな分、62mm(ワイヤード)や64mm(エレクトリック)といった巨大なスロットルボディが各社からリリースされています。
またそのようなインテーク口径で、昔ならマトモにアイドルしないようなカムでの組み合わせでも、極普通にアイドリングしてしまいます。
先日当店で組んだSE120R+ハリケーンヘッドの'08y FXDBIですが、その凄まじさは既存のハーレーを驚愕しており、チューンされたV-MAXに乗っているような感覚でした。排気量があるので6速でガンガン加速しますし、当方のレーサーを遥かに超えるパフォーマンスは正直驚きを隠せない状況でした。
それでいて低速も扱い易く、この先トラブルも無くエンジンライフが長ければ、本当に素晴らしいモーターだと思います。
削り出しのインジェクション・スロットルボディは見た目にも美しく、S&SのLキャブやBキャブなどに通じる"現代における"機能美を感じます。FCRも素晴らしいですが、やはりこれからのチューンドモーターはインジェクションの組み合わせ無くしては有り得ないと思います。
スミマセン、脱線し過ぎました・・・FLHRは部品が入るまでしばしストップです。

続いては'91y FXR。フロント回りのブラッシュアップです。主にサスのチューニングとパウダーコートを行います。ステムASSYにもパウダーコートを施しますが、ステムベアリングがご臨終なので序に交換します。




序に100cu"ツインカムモーターを搭載するFXRのフロントサスもパウダーコート+オクムラMEフルチューンを施します。

で、その'88y FXRのフレームを溶接加工に持ち込む為ざっと掃除しました。こちらもフレームパウダーコートとなります。




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