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Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing.

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'81y FXS トップエンドの作業。

今日も暖かい1日です。

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シリンダーがパウダーコートから上がって来るまではトップエンドを組む事が出来ませんが、シリンダーが届いたら直ぐに作業に取り掛かれるよう、ヘッド回りやタペットを仕上げておきます。

古いガスケットを剥がすのに非常に苦労したリアヘッドですが、ヘッドベース面が荒れているので荒目の砥石でひたすらハンドホーニング。フライスやホーニングマシンでの面研も少し考えましたが、ヘッドを削りたくなかったので今回は砥石で対応しました。

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で、バルブ回りを組みます。バルブシャフトは個体潤滑コーティングされているので新品バルブガイドに対しても少しタイトな感じで入ります。ガイドは純正バルブシール仕様に作って頂いておりますのでショベル用のビトンブルーで組んでいます。

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ヘッドが出来たら今度はロッカー回り。各クリアランスは問題なかったのでそのまま組みます。ロッカーアームプラグのOリングはバルカンE/Gのテフロンタイプ。良いシゴトします。

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ロッカーとヘッドを合体させます。ガスケットに関しては個々のパーツ、ヘッドやロッカーボックスのベース面の状態に応じてメーカーや材質を変えていますので一概に何処製のものを使っているという訳ではありません。

ショベル以外でもEVOやT/Cでヘッドやシリンダーベースでメーカーや材質を変えることは多々あります。これは当方の経験値を元に使い分けておりますのでお教えする事が出来ません。

因みに新しいボアのエンジンが発売されると(ここ最近で言えばJIMSの131やSE120R、H-D純正のCVO110など)純正、社外問わず、ヘッドガスケットやシリンダーベースガスケットを必ず入手して材質をチェックしています。
勿論ショベルでも日々ベストなガスケットを探求し続けており、ほとんど「ガスケット・フェチ」といった感すらあります。笑

また液状ガスケットの併用に関しては賛否両論だと思いますが、当方はオイルが"漏れる"事が絶対に許せないタイプなので基本的に併用しています。特にショベルのようにシリンダーが貫通スタッドでないエンジンは熱でシリンダーがかなり伸びます。これは旧車レース経験値の豊富なチャージM/CのMASAさんからも伺ったハナシで、材質や面粗度が良好であれば良いのかもしれませんが、30年も前の車両でそれも鉄シリンダー、放熱性もアルミに比べると悪いと良い事ナシ。

その伸びたり縮んだりといった"動き"に対して柔軟に対応出来るのが良いガスケットであり、それを補助するものが液状ガスケットだと認識しています。

因みに当方が日常使っている'80y FXBは、エンジンを組み上げナラシを終えた頃に最初に組んだガスケットがロッカーベースから漏れ、その後直ぐに別のガスケットで組み直し。それから2年乗っておりますが、いまだロッカーやシリンダーベース、タペットブロックなどから一滴のオイル漏れも滲みもありません。
良い悪いは別として、ショベルで100%化学合成のマルチグレード・オイルを使っても滲まない組み方というのは経験値さえあれば可能な事です。

ちょっと脱線しましたが、そんな訳で今回のFXSは当店のFXBとほぼ同じガスケットで組んでいます。

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続いてはタペット。ベースのクリーニングは終了していたのでアッセンブルルーブをたっぷり塗りながら組みます。キチンとセンタリングして規定トルクと少し多めのロックタイトで仕上げます。

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シリンダーが届くまでエンジンの作業はストップ。残る作業は点火ユニットの交換とFフォークのO/Hです。

月末あたりまでは何故だか忙しそうです・・・多謝。

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