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'07y FLHX SE110cu" カム回りの組立。

今日は頑張ってもう一台、FLHXのカム回りを組んでおきます。

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とはいえ'07y以降(正確には'06yFXDLダイナモデルのみ含む)のカム回りは大幅に改良されており、T/C88前期と比べると作業性の高さは特筆するべきポイントで、T/C88とT/C96では作業時間は雲泥の差です。

カムサポートプレートのアウターBBが無くなり(これはコストダウンなのかもしれませんが)カムのボス経が大幅に見直されました。これによりカムをサポートプレートから脱着する際のSSTは不必要になりました。当然インナーカムBBも大型化、オイルポンプの形状も更に単純化されて部品点数が減っています。

能書きはここまでで良いとして実作業。
ケース加工を既に終え4インチボアのシリンダーをセットできる状態のT/C96ケース。クランクはストックです。

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使用するカムはSE110、つまりCVOモデル専用カムでCVO-255というカムです。ストックカムに比べるとオーバーラップが大きく、どちらかといえばトルク型のカムプロフィール。先日試乗したFLH-CVOでも1800ccの排気量に合わせ低中速域を重視したカムだと思いました。

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で、サポートプレートにカムやインナーカムチェーンを組み込んで油圧式のテンショナーをセット。あの評判の良くなかったスプリングテンショナーから進化した油圧式のカムチェーンテンショナーは脱着にSSTも不必要で優秀です。

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続いては4カムと同じトロコロイド式のオイルポンプをクランクシャフトにセット。1次軸直結の単純な構造ですが、その性能はここ10年間のT/Cで実証済みです。

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カムをセットしたサポートプレートASSYをケースに取り付け。クランクを手でぐるぐると回しながらセンタリングツールを使ってオイルポンプのセンターを出し固定します。

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最後にアウターカムギアとチェーンのタイミングを合わせておいてサポートプレートの外側にセット。これでカム回りの作業は終わりです。

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このところEVOモーターの作業が続いているので、たまのT/Cは新鮮で気分転換に最適。なによりカムケースの内部が広いので作業していてもストレスを感じません。笑

さてさて、本日はこれからAIRSPORTへ走ります。
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