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'97y FLSTF トップエンド組立その壱。

本日もファットボーイの作業です。

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前回記事で記載したタペットの傷についてですが、フロントバンクのEX側タペットがタペットブロック内部で引っ掛かりスムーズな動きが阻害されていた為、本日オーナーさんと相談し交換する事になりました。S&S製のEVO用エンジンパーツについては90%近く在庫があるのでストックしてあったタペットとブロックを使用。タペットブロックは黒のパウダーコート済みです。

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SEのブロックとタペットを取り外し、ブロックのベースを再度クリーニング。で、センタリングツールを要いて新しいタペットをセットしました。当然動きの良さは雲泥の差です。

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続いてはトップエンド組立の準備。
まずはピストンやシリンダーのクリアランス、リングギャップなどを計測、調整します。

フラッタリングでスポット凹みがあるフロントシリンダーについては、リングをシリンダーに填めた状態で白熱電球で照らし、リングとシリンダーの隙間から漏れる光で目視するフィッテング確認で、やはり凹面は隙間が開いている事が確認出来ました・・・。果たしてオイルが上がってしまうのか、上がったとしても容認できる範疇なのかどうなのか、更におO/Sのピストンで限界までボーリングしてしまうかどうかは組み付け後判断という事になりました。

ダミーヘッドでボーリングしたシリンダーは前後共X-Y方向6箇所での計測でぴったり5/100。ピストンをモリブデンコートしているので狙い通りの数値です。

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アッセンブリ・ルーブをピストンとリングに塗り、エンドギャップを調整してからコンロッドに取り付け。シリンダーベースはメタルG/Kを使って国産液状G/K処理。普段ラバーマウントエンジン車両の作業が多いせいか久しぶりのソフテイルフレームのリアバンク・シリンダーの取付はちょっと手間でした。笑

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で、ここまできたら液状ガスケットの乾かないうちにヘッドまでを一気に組み立てます。ヘッドG/Kは今回多層メタルではないのでヘッドボルトの締め付けには時間を置いて何度も同トルクで締め付け。ボルトが均等に締まるまで複数回締め込んだら最後に角度法で締め付けて一晩落ち着かせます。

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順調にいけば来週アタマにも納車の運びとなります。

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