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ピストン、バルブのコーティング。

'93y FLSTFで使うピストンとバルブがコーティングから上がってきました。

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ピストンはモリブデンコーティング。ハーレーではフラッタリングを起こす確率が高いのでスカートの端面、リング溝に至るまで全てコーティング。なおこのピストンはH-D純正のO/Sでしたがモリブデンを含まないコーティングがスカート側面にのみ施されていた為一旦それを剥離して施工しています。なおWPC処理とは異なりますのでお間違えなく。
ピストンコーティングの厚みはシリンダー、ピストンクリアランスを考慮して10ミクロンより少し薄めで依頼しています(クリアランスの取り方次第で変更可能)。

バルブシャフトは個体で潤滑させるという特殊なコーティングを施工。バルブガイドに挿入する感触が通常と異なりますが、比較的長いスパンでオイル下がりや焼き付き防止に効果がありますし、シャフトの長いH-Dにはお勧めの処理です。

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なおこういった表面処理には多種多様なものがあり、適材適所に行うものですから一概にどれが良いという事は一言で言えません。またあくまでコーティングですから永久に持続する、というものはこの世に存在しないと思います。

こういった表面処理はコストと持続期間のバランスで概ね良いかどうかを判断する訳ですが、空冷大排気量車両での経年に及ぶデータのフィードバック、国産4輪メーカーエンジン開発室の開発データ、それに加えてAIRSPORT日置氏のレース経験からのデータ(彼は鈴鹿の8時間耐久レースで入賞する程の腕の持ち主で今も優秀なプロのレースメカニックです)それら3要素を加味して今回のコーティングを行っています。

費用的には一個数千円のものなので以前から行いたいと思っていましたが、今回シリンダーボーリング待ちやパーツ待ちといった作業中断時間があったので施工させて頂きました。

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※なおこのコーティングに関するご質問、お見積もりはエンジンの状態やクリアランスの取り方で施工方法が異なる為、ご来店時のみの対応とさせて頂きます。

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