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'93y S&S 96cu"FXR ヘッドガスケットの吹き抜け。

2日悩んだ末の結果は呆気ないものでした。

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前回の湾岸で点火が死亡した'93y FXR。点火を交換してモジュールの動作を確認し火入れをしたところ片肺。指先でプラグ穴からの圧縮を確認したところフロントバンクが弱い。コンプレッションゲージで測定するとフロントの圧縮がほぼ無かったのでこれはバルブジャンプでもしてバルブが曲がったのかとも思いましたが、プッシュロッドやバルブの動きを見ても問題ない・・・。
マグライトでヘッドガスケットの抜けは確認した(つもりだった)けどどうみても問題ないのでとりあえずは開けてみないと分からないという事で本日トップエンドを分解。

ガソリンをタンクから抜き、フューエルホースをVバンクから抜くとカランと何かが落ちたので見ると、、、なんと千切れて吹き飛んだヘッドガスケットでした。。


その日はウチの常連さんと3台のFXRで走っており、当方はGPSでの実速度を計測中。
最も速度が乗るあたり、当方の車両だと5速4000rpm、実測●97km/h(GPS計測値)で走っていたにも関わらず、右から一気に抜かれました。

このオレンジのFXRはファイナルはHighに振っているとはいえ、ストローカーが入っているので最高速域はどちらかといえば苦手なエンジンだと思うのですが、5000rpm以上回して湾岸はそれがずっと続く訳でして、多層メタルではなかったこの96cu"は一気に吹き抜けたようです。

じゃ単純に多層メタルで組み直せば良い訳ですが、一緒に走っているお客さんと話しをした見解では、このオーナーさんは以前にもこの車両のストックEVOエンジンでピストン大穴のハイスピードデトネでのエンジン・ブロー、そしてもう一台の'88y FXLRでもヘッドガスケット吹き抜け(エンジンコンバートの為こちらも現在入庫中)という経歴があり(笑)タコメーターは見てくれていると信じたいのですが、エンジンの都合は無視してどこまでもスロットルを開ける為、なかなかどうして難しい。

多層メタルは最強ですがコンプレッションを変更ぜず設定したレブリミット以上に回してしまうと、当然もっと過激な壊れ方をします。今回ヘッドガスケットが抜けてくれたお陰でヘッドやバルブ、ピストンは結果的に助かり最も軽い症状で済みました。

ハーレーのOHVエンジンは大きな傘のバルブを長いプッシュロッドで押して駆動しています。バルブスプリングを強化しすぎてもジャンプはおきますしサージングも起きやすい構造だと思います。
どんな仕様のエンジンでもレブリミットの無いエンジンはこの世に存在しません。速さも大事ですがまずは壊さない事も大事です。

1発走って即O/Hのようなワークス体制は避けたいモノです。笑

そんなこんなでささっと修理します。

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しかし、ほぼ湾岸専用の車両なので全開走行が多く、Gキャブ+濃いめのガスで走らせていても燃焼室やピストンはさらっと良い感じにドライ。まぁ壊れちゃったら元も子もありませんが・・・

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オマケの画像はこちら。
天井に山積みされていたビンテージヘルメットの空き箱や中古シートを全て撤去。二階で眠っていたRoute66のイラストやブリキのオモチャを置きました。またちょっとすっきり。

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