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MARUMASU Motorcycle Lounge / KAZ MIZUTANI 

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'88y FXRS 1次ドライブ回りの組立。

今日はFXRSの1次ドライブを組みました。

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まずはインナーレースを抜いてトランスM/Tのオイルシール2箇所を交換。SSTがあれば特に難しい作業ではありませんが破棄するシールを抜くのはコツがいります。シールを交換したらB/Bレース・インストーラーでレースを圧入。

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スプラインの削れてしまっていたFスプロケットは当然交換という事で、アンドリュースの29Tを試してみましたがベルト長は良いのものの、スプロケットナットを締め込むとM/Tケースに当たって全く動かず。他車種用も試しましたがやはりケースに干渉・・・。どうやらトランス側のミッションメインシャフトのカラーが摩耗してしまっているようで、どのスプロケットで試してもケースに当たってしまうようです。

新たにカラーを注文している時間も待てないし、車両の状態がお世辞にも良いとは言えないのでレストアのような作業が頻発しています。タダでさえ作業時間が押しているので、部品代を抑える為にもここは中古パーツを流用して組む事にします。

まずは画像のスペーサーをEVO後期~T/C88用の薄いものに交換。そしてスプロケット裏側のオフセットが異なるT/C88ダイナローライダーのFプーリーに交換しました。
こうすればFプーリーがトランス・ケースに当たる事もなく、且つ初期エボのプーリーオフセット位置に丁度ぴったり位置します。なお歯数は同じです。

これは余談ですがこのスペーサーカラー、焼き入れもされていない"ナマ"のスチールですので旋盤で簡単に削れます。リアホイールを国産流用した場合などチェーンラインを出す時はこのカラーも加工します。

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ちょっと錆びてはいますが使用には全く問題なし。当然ロックワッシャーも付けました。

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これでようやく1次ドライブを組む準備が整いました。

まずは経年劣化で硬化してしまっていたケーブルをMEGAバッテリーケーブルに交換。この車両のスターターはショベル時代と同じものですから88cu"になったエンジンを容易く始動できるとは到底思っておりません。後々強化セルへの交換は必要ですが、せめて今のセルが生きているうちは使いたいので少しでも電圧を確保する為ケーブルを良いものに交換しています。当然バッテリーも新品に交換します。

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インナープライマリーを取り付けますが、ここで最も重要なのは一度エンジンとトランスM/Tを繋ぐエンジンマウントボルト2本を必ず緩めます。その状態でインナープライマリーをセットし、エンジンとトランスが1次ドライブ側でストレートラインが無理なく出るよう(←これが大事)エンジン位置を適正に補正します。
無理矢理インナープライマリー取り付けボルトで位置を合わせる事も出来なくはありませんが、どうしても無理な応力がかかりインナープライマリーにクラックが入ったりプライマリーチェーンの寿命が短くなったりします。1次ドライブがあるハーレー故このあたりはしっかり作業しておきたいところ。

ここさえ押さえれば後は普通に1次ドライブASSYとセル回りを組み付けて作業は終了です。

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明日は'08y XL1200Nへのサンダーマックス取付と点検整備、それにこの'88y FXRSのロッカー回りを組んでエンジン本体を仕上げたいと思っています。
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