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MARUMASU Motorcycle Lounge

2006 - 2023 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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'07y FLHTCU 103cu"カム+スロットル交換作業その②。

少し風邪気味で喉が痛いです・・・そんな今日も'07y FLHの続きです。

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純正スロットルボディからジッパーズ製54mmビッグスロットルボディに交換する為各種センサーを移植します。見てのとおり口径はかなり大きくなります。取り付けるセンサーは4種類、それに加えてインジェクターが2本にフューエルホースのバイパスとなります。

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さてここからはエンジン回り。まずはカムサポートプレートをASSYで取り外しカムを交換。今回S&S製のギアドライブを組み込む為'07y以降で採用された油圧のカムチェーン・テンショナー、アウター、インナー共に取り外してしまいます。

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これがインナーとアウターの油圧テンショナー。TC88までのバネ式と異なり上手く出来ています。当然取り外したままではプレートにオイルホールが空いたままになってしまい、適正な油圧が保持出来なくなります。そこでS&S付属のアルミプレートでメクラしてしまいます。

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カムをプレートにセットする前にケースとのクリアランスをまずチェック。585Gは問題ありません。それからサポートプレートにカムの合いマークを合わせてセット。ケース側、サポートプレート側のカムボスはTC88に比べるとかなり太くなっており、リフターとプッシュロッドを通じて押さえ込まれる下方向への応力にもこれまで以上に対応しているのだという事が安易に分かります。

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サポートプレートをケースに固定したらリアタイヤを回転させながらセンタリングツールでオイルポンプのセンターを出すのは当然。アウターカムの噛み合いがタイトで取り付けに少々苦労しましたが、これでカムカバーを締めてケース側の作業は完了。今夜はこれからプッシュロッド調整を行います。

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ロッカーサポートを仮付けし、いつものようにプッシュロッド・カバーは取り付けせず、"ハダカ"でプッシュロッドの調整。タペット位置も目視出来るのでTCはいつもこの方法です。プッシュロッドが決まればエンジンの作業は終了。残すは補記類を戻すだけです。

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タペットの沈むのを待ちながらようやく一服・・・。
二日で終わらせるつもりが、、、、しかしもう一息です。

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